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新山陰小説風土記(山陰中央新報社刊)

あとがきによりますと、山陰両県を舞台にした戦後の小説を紹介する企画で、1990年から150回、ほぼ三年にわたって紹介されたものを一冊の本にまとめたものです。

山陰全体を舞台にした「山陰両県編」が11作、「出雲編」が53作、「石見編」が33作、「隠岐編」が14作、「因幡編」が24作、「伯耆編」が15作となっています。さすがに、松江と出雲に奥出雲、さらには尼子関係で安来も抱えている出雲がやはり多いですが、石見部の健闘が光ります。

新山陰小説風土記

多いのは、内田康夫「首の女殺人事件」、西村寿行「遠い渚」など、旅情ミステリー作家に、松本清張「砂の器」、島田荘司「出雲伝説7/8殺人事件」らを加えると、推理小説系がかなりの多数に上ります。そのほかでは、やはり歴史物。南条範夫の「出雲の鷹」、有吉佐和子「出雲の阿国」などが代表的ですね。

そのほか、純文学でも、独特の哀愁と厳しい自然などが背景にあるのかもしれませんが、山陰を舞台にしたものが数多くあります。木山捷平「還暦の旅」、一時は島根県斐川町に滞在したことがある内海隆一郎の「鰻のたたき」、田宮虎彦「親三瓶」、古川薫「閉じられた海図」、古井由吉「仁摩」、水上勉「波の暦」などがあります。

このほか、島根県出身の作家には、もちろん、故郷を舞台にした作品があります。大田市温泉津町出身の難波利三「車夫一代」「イルティッシュ号の来た日」、出雲市出身の松本侑子の「美しい雲の国」、大田市出身の佐藤洋二郎、松江市出身の藤田武嗣の「汽水の街へ」などは、やはり、島根出身としては押さえておかねばならないでしょう。

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新山陰小説風土記
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