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ふるさとの民話(出雲編、石見編、隠岐編)

山陰民俗学会の会長を務められている酒井董美(さかい・ただよし)さんが、島根県内を丹念に歩かれて、さまざまな民話を収集されています。その、民話を地域別に、手軽に多くの市民に読んでもらおうというのがこの本の仕掛けです。民話の本は、ややもすると資料収集的な本になって、分厚く、値段も高くてというものがありますが、こちらは1冊800円、どれも30話程度が納められています。

ふるさとの民話

出雲編の話しには「桃太郎」など、日本全国にあるお話しも登場します。桃太郎は美保関や八束によく残っていたそうで、これも鬼ヶ島に鬼を退治に行くのですから海端の話しなのでしょうか。

また奥出雲町下阿井のおじいさんが話したという「金の犬こ」というお話しは、無一文の正直者の吾一さんが、正直にまじめに暮らしていると竜宮城からお土産をもらいます。それで大金持ちになるのですが、ねたんだ別の金持ちが欲に駆られて自滅するというお話しです。浦島太郎と花咲かじじいが合体したようなスケールの大きなお話しです。
ふるさとの民話


石見編では「エンコウ(河童の方言)」がたくさん登場します。日照りで困って、河童に水をねだると、代わりに娘を差し出せとエンコウが言います。末の娘が、手土産にひょうたんを持たせろと言うので、河童に持たせたら、水に沈むことができません。「こんな嫁は入らない」と娘は無事に帰ってきました。とんち話のようなお話しですが、自然の厳しい石見で、娘を差し出すような厳しい状況と、それを知恵で生き抜いてきた石見人の考え方が伝わるようで、うれしかったです。
IMG_2543.jpg

隠岐の島編では「山猫に化かされた話し」というのがありました。3ページほどのお話しです、隠岐の島では化かされるのが狐ではなく、猫というケースが多いのだそうです。隠岐に狐はいないのかな。
ふるさとの民話

ふるさとの民話〈第1集〉出雲編 (さんいんの民話シリーズ)ふるさとの民話〈第1集〉出雲編 (さんいんの民話シリーズ)
(2011/11)
酒井 董美

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ふるさとの民話〈第2集〉石見編 (さんいんの民話シリーズ)ふるさとの民話〈第2集〉石見編 (さんいんの民話シリーズ)
(2011/11)
酒井 董美

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ふるさとの民話〈第3集〉隠岐編 (さんいんの民話シリーズ)ふるさとの民話〈第3集〉隠岐編 (さんいんの民話シリーズ)
(2011/11)
酒井 董美

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