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十津川警部捜査行~神話と殺意の中国路(西村京太郎、双葉文庫648円)

西村京太郎先生のトラベルミステリーでは、何度も島根県が取り上げられていますが、こちらは表紙を遷宮前の出雲大社の本殿が映っているということで、紹介します。島根を含む中国地方を舞台にした短編集です。

十津川警部(ウィキペディアにも掲載!http://p.tl/YloF )は、鉄道に乗ってどこにでも現れます。今回の舞台は、島根を含む中国地方。そこを走る懐かしい特急や急行が登場します。特に今は亡き「急行さんべ」が主役で登場するなど、懐かしい列車がでてくるところなどは、列車ファンにはたまらない展開と思われます

十津川警部捜査行

最初の「再婚旅行殺人事件」のあらすじはと言いますと、以下のようなことが書いてあります。
「出雲から博多に向かう急行列車「さんべ3号」。通称、再婚列車の中で毒物による殺人事件が発生した。しかし、事件は迷宮入りに。ところが、スポーツ紙に掲載された結婚記事を目にした西本刑事は、迷宮入りした事件の被害者と記事の人物の奇妙な符合に気付いた。事件は新たな展開をみせることになった」とあります。

紹介文にようると、迷宮入りする展開が若干早い気もしますが、それはそれ。十津川警部の登場によって、事件は解決に向かうのであった。

2番目の「十津川警部いたちを追う」ってスゴイタイトルは、足立美術館を舞台に展開します。あと3本の短編は、尾道、岡山、下関が舞台。この本一冊で中国地方の列車旅の気分が味わえます。

それにしても、ご当地ミステリーというのは不思議な読みもので、場所を変えていくといろいろな展開ができます。島根県民としては、本の中に、さんべ、とか、出雲大社とか、安来署、とか言われると、「おお、我が町が登場してる」などと、ノスタルジックになったりします。偉大なる西村京太郎先生、すばらしい作品をこれからも量産していただきますようお願いします!ちなみに、今年は出雲大社と伊勢神宮が同時に遷宮を迎える年。「伊勢、出雲、殺人ルート」なんて言うのが出たりして。え、もうある?


十津川警部捜査行―神話と殺意の中国路 (双葉文庫)十津川警部捜査行―神話と殺意の中国路 (双葉文庫)
(2007/07)
西村 京太郎

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