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出雲祭事記(講談社、1980年)

出雲の「祭事」を詳述している本はいろいろありますが、出雲地方の代表的な祭事を取り上げたこの本は写真も豊富にあり、読み応えも十分あって楽しめます。出雲の民俗的な営みを知りたい方にはオススメの本です。1980年に講談社から発売されました。版を重ねたようですが、今は絶版と成っている模様です。

歳時記1

この本では季節ごとに祭事が取り上げられています。代表的なものを紹介しますと
正月 出雲大社の吉兆さん
   千酌と北浦の田植え神事
   笠浦の竜神祭 
   片江の正月
   菅原の初天神
   日御碕神社の和布刈(めかり)神事
   秋鹿の大餅っつぁん
春  佐太神社の管粥祭り
   多久神社の八幡御塔神事
   布施の山祭り
   長尾田の百手(ももて)祭
   美保神社の青柴垣神事
   峯寺の火祭り
   ホーランエンヤ
夏  玉若酢命(たまわかすのみこと)神社の御霊会(ごれい)
   幡屋の神道加持
   須賀神社の竿灯(かんとう)
   焼火(たくひ)の夜祭り
秋  佐陀神能
   北浦の客神祭
   佐香神社の濁酒祭り
   熊野大社の亀太夫神事
   多久神社の田楽踊り
   松江の鼕行列
   由来八幡宮の姫之飯神事
冬  美保神社の諸手船神事

などなど。ほとんどの神事は、地域の人たちの営みによって守られてきていますが、これから高齢化がこれ以上進めばこうした行事も維持が難しくなるのかも知れません。もういちど、ふるさとで営まれている神事のいわれやはぐくまれてきた歴史に目を向けるべきときかもしれません。特に、各地域に神社があり、こうした季節ごとの神事が行われてきたのは、地域住民同士のつながりや支え合いの気持ちを1年ごとに確認するための行事ではないか、との思いも思い起こされます。

祭りの中をいろいろ見てみますと、人々はさまざまなことを祈っています。農作物の収穫、航海の安全、縁結びなど。中でも、結構卑猥な祭りもあって、男女の営みになぞらえるような神事も散見されます。子宝は何にも優る子孫繁栄の基盤ですからね。

出雲大社の神迎祭
歳時記2

城山稲荷神社のきつね
歳時記3

ホーランエンヤ
歳時記4

もはや絶版と思われます。ちなみに「日本の古本屋」という、古本が購入できるホームページでは美本は定価の2000円を上回るお値段がついています。
http://www.kosho.or.jp/book/keyword/出雲祭事記
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