FC2ブログ

Entries

松江・文学への旅(藤岡大拙編)

松江・文学への旅(藤岡大拙編、ⓚ松江観光協会発行)

またもや、藤岡大拙氏の登場です。島根の本、特に出雲地方を舞台にした本には、藤岡氏がかかわっておられるものが多いですねえ!

この「松江・文学への道」は1986年に発行された本ですが、色あせることがない内容です。松江を舞台にした紀行文、エッセイ、小説、俳句や短歌などを網羅し、松江の魅力を再発見しようというコンセプトです。登場人物がまたスゴイ。作家と松江が登場する作品の一覧をまとめてみましたので、ふるさとを知るための読書の参考にしてください~。

藤岡さんが序説で書いておられるのは、作家の五木寛之氏が、「地図のない旅」の中で、「松江は永遠に静かなくすんだ町なのだろう。上品と言えば上品だが、それだけになまなましい人間悲喜劇のエネルギーは外海には感じられない土地だ。」と。何もここまで書かなくてもいいのにと思いますが、確かに当たっている面もあります。松江の人が、すべてを受け入れて、もてなす心を持っている「受容の美学」を持っていると主張されています。

松江・文学への旅

それでは、本書に収められている、作家と松江に関わる作品の紹介です。
小泉八雲 「神々の国の首都」
徳冨蘆花 「死の蔭に」
芥川龍之介「松江印象記」
志賀直哉 「堀端の住まひ」
里見 弴 「今年竹」
島崎藤村 「山陰土産」
野口雨情 「民謡旅行」
立原道造 「長崎ノート」
田畑修一郎「出雲・石見」
中村光夫 「二葉亭研究の旅
竹山道雄 「日本人と美」
五木寛之 「故郷に女ありて」
杉本苑子 「松江の旅情」
田山花袋 「山水小記」
田中冬二 「青い夜道」
石川淳  「諸国畸人伝」の小林如泥
阿部知二 「宍道湖のほとり」
駒田信二 「湖と私」
開高健  「新しい天体」
渡辺淳一 「みずうみ紀行」

などなどです。そうそうたる人たちが、松江を訪れ、印象を記しています。そこには、宍道湖があり、松江城があり、そして、地に足がついた人々の営みがあり、すべてをありのままに受け入れる受容の美学が確かに息づいていると思いました。松江を知るには、外から訪れた人たちの視点と感受性を借りて、あらためて見つめてみるのが良いのかも知れません。
関連記事
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://shimattane.blog.fc2.com/tb.php/319-944e7371

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

しまったね

Author:しまったね
島根県民の 島根県民による 島根県民のためのブログです。2011年10月スタートしました。
島根県民だからこそわかる、島根のいいモノ、いいスポット、いいヒト、いいニュース、発信していきます☆

 

 

カレンダー

08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

ブログ内検索

QRコード

QR

タグクラウド

島根な本棚

島根の天気

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる