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「神々の国の首都」ってどこだ?!

神々の国の首都ってどこよ?って、ここ、島根、出雲地方のことです!

明治の作家、小泉八雲(ラフカディオハーン)が松江に住み、松江や出雲の風景、日常をつづった著書のタイトルに、こう名付けました。

神々の国の首都


ハーンは「音」と「色」の表現が、秀逸です。

この本の中では、例えば、松江で一日の最初に聞こえるのが、米を精米するためにつく杵の音、と説明しています。

「物を打ち付ける太い、やわらかな、にぶい音であるが、その規則正しい打ち方と、音を包み込んだような奥深さと、聞こえるというよりむしろ感じられるように枕を伝わって振動がやってくる点で、心臓の鼓動に似ている。…中略…この国が脈打つ鼓動そのものである」

その後、耳に入るのが、洞光寺の鐘の音、物売りの呼び声「大根やい、蕪や蕪」。当時の人々の暮らしぶりが、いきいきと目に浮かびます。

宍道湖で沈む太陽を眺めることも「松江で知った楽しみの一つ」として、紹介しています。

「のこぎりの歯のような刻みをつくって長く連なる山々の藍色とも黒ともつかぬ姿の背後から上空にかけて、くすんだ濃い紫のもやが幅広くたなびき、朦朧とかすむ紫がさらに中天に向かうあたりは薄く淡い朱やかすかな金色になり、それがまたほのかにも淡い緑色を経て、青色の青さに溶け込む」

藍、紫、朱、金、緑、青…。淡くかすんだグラデーション、素敵ですね^^

このほか、出雲大社や加賀の潜戸、八重垣神社も登場しますよ。
この本を読んだ後は、見慣れた景色も、きっと、新鮮に映るはずです。
ぜひぜひご覧下さい♪

神々の国の首都(講談社学術文庫、税込み1000円)
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